スマトラ島沖地震を生き延びた少年、プロサッカー選手の道へ!

最大34メートルという巨大な大津波。
2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震はマグニチュード9.1という、史上2番目となる大規模な地震でした。

この大津波にのまれながらも、生き延びた少年がいました。少年の名前はマルトゥニス。奇跡の生還を果たした彼は17歳になり、日本代表のFW田中順也が所属するポルトガル1部リーグ、スポルティング・リスボンと契約を結びました。

そのきっかけとなったのが、23万人以上の命を奪い、甚大な被害をもたらしたスマトラ島沖地震です。

当時、7歳だった少年マルトゥニス君は、地震が発生した時、友達とサッカーを楽しんでいました。ビルよりも高い大津波が多くの人をあっと言う間に飲みこみ、海中へと引きずりこむなか、マルトゥニス君はマングローブにしがみつき必死にこらえました。救出されるまでの21日間、彼はたった一人で沼地の水をすすり、乾燥めんを食べて飢えをしのぎ、奇跡的に生き延びたのです。

救出された時、マルトゥニス君はポルトガル代表10番ルイ・コスタのレプリカユニフォームを身に付けていました。その姿をメディアで目にしたポルトガル国民、そして、サッカーの選手たちはハートを大きく揺さぶられ感動したことでしょう。

また、これを知ったクリスティアーノ・ロナウドも、インドネシアを訪れてマルトゥニス君を激励。彼を支援し、親交を深めていきました。

大津波によって母と2人の兄妹を失ったマルトゥニス君でしたが、悲しみを乗り越え、大好きなサッカーの道を選び、プロのサッカー選手を目指して努力を重ねていきました。

そしてついに、スポルティング・リスボンが、17歳になったマルトゥニス君を招く事を発表! 彼は下部組織U-19チームでプレーするチャンスを手にしたのです。

入団が決まり、スポルティングは7月2日、「彼は一人の男性、そしてサッカー選手になるため、ここで生活し、勉強していくことになる」とコメント。

マルトゥニス君は会見で「僕の夢だったスポルティングに入ることできて嬉しい。チャンスを与えてくれたことに感謝している。ビバ(万歳)、スポルティング!」と喜びに満ち溢れていました。

彼を支援してきたロナウドも、じつは12歳の時にスポルティング・リスボンの下部組織に入団。U-16、U-17、U-18、Bチームを次々と駆け上がり、トップチームに昇格。

憧れのロナウドが育ったスポルティングで、マルトゥニス君にも輝かしいプロへの道を駆け昇って欲しいですね。

参考資料;http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150703-00010001-footballc-socc